西川こんな人⑧/ペーパー運動指導士
こんにちは。
整体トレーナー 西川菜緒子です。
西川が
「今なぜこんな仕事をしているか」
「どんな人なのか」を語る8話目。
あと2話くらいで終わる予定。
興味と根気のある方に読んでほしい!(笑)
健康運動指導士の資格を取り
N先生のアドレスを教えてもらえた…!
…のはよかったけど
気やすくメールするのは気が引けました。
なのでN先生の施術も
「これはこういうことか?」と
質問できるくらいになろう
そのためにもっと
医学的な基礎知識をつけ、かつ
現場での経験を積もうと決意。
何せ運動業界なんて
一切のコネもツテもなし。
フィットネスな世界は興味なし。
それゆえ少しでも経験のあった
介護予防教室の運営会社に登録しました。
が、実際に指導現場に出てみると
知らないことだらけ
できないことだらけで恥ずかしくって。
言わば
ペーパードライバーみたいなものですね。
現場では補助員として働いたのですが
ご一緒したベテラン先生たちとの
出会いがまたラッキーでした。
*10歳上で40過ぎて指導員になった
トライアスリートA先生
*5歳上で体大卒トレーナーを経て
大学教員もしているK先生
このお二人から学ぶものが大きかった…!
「身体の本質を理解し常に研鑽を怠らない」
姿勢でいることや
「本質を理解していれば
マニュアルに頼らずともアイデアが湧く」
なんて力も身につきました。
当時の私は
「骨盤を立てる」
「肩甲骨を動かす」等
ナンノコッチャ?という身体レベル。
できてるかできてないかすら
分かってないというか。
カラダとの交信力ゼロ。
1つ1つのパーツを操ることもできないし
巻き肩で反り腰、
肋骨が開き切った体型だから
できない動きが多いと分かりました。
この先生たちと仕事しなかったら
生理学や機能解剖学など
もっと学び理解する必要性に
気付けなかったと思います。
(他にも主任先生はいたけど
特筆すべき点がない人も)
先生たちの指導を観察しながら
自分のカラダも変えていけたのも
良かったのですが
お二方それぞれから
今の私につながることを
教えてもらえたんですよね。
まず、A先生のクラスでは
「笑いは人をほぐす」こと
愉しい気持ちで動かす方が
カラダはもっと動くこと
を分からせてもらいました。
だって補助してる私も楽しかったもの。
くすっと笑ったり
あははと笑ったりするたび
参加者のカラダが動くようになるし
場が一気に明るく華やぐんです。
自身もトライアスロンを
長年されてるだけあって
カラダでの実体験と検証は
ハンパなかった。
(余談ですがA先生は
「色んな団体に勉強に行っても、
そこだけに傾倒しない。
○○協会の○○トレーナーとか
名乗ってる限り
個性を出す仕事ができないよ」
なんてことも教えてくれました)
そしてK先生のクラスは
高齢者の皆さんってここまで出来るの?
という発見の連続。
思いのほかカラダを動かせたら
その楽しさで満ちてくる
そんなことが分かりました。
“年取ってるからこれは無理”
なんていう心のカベを
参加者から取り払い
もっと機能的に動けるよと
カラダから実感させてる
K先生のけん引力には毎回ワクワクさせられました。
お二方は
インストラクターという職域ながら
医学的な知識をベースにして
カラダを喜ばせるよう導けたら
人の可能性を拓ける
今の私が大事にしてることの
基礎を徹底的に教えて下さったようなもの。
正直言って
身入りの少ない仕事でしたが
実地で勉強できることが有難くて
それなりに充実していました。
この実地経験を皮切りに
地元の自治会での運動教室や
デイサービスでの運動教室も
自分で手がけるようになり
後に自治体が主催する
介護予防の運動教室も
任されるようになりました。
しかし…
私って運動指導士取ったのって
なんでやったっけ?
ゼロスタートだった運動の仕事も
収入が発生するところまで発展させ
自分なりに満足しそうになってましたが
私って
「インストラクター」になりたかった
わけじゃないよね?…
そもそもの志だった「トレーナー」って
どうやって「なる」の?
というか、どういうツテがあれば
トレーナー活動できるの?
我に返ると同時に
カベにバーン!と立ち塞がられました。
近辺のスポーツチームは
「ボランティア」で成り立っている世界。
ボランティアとして売り込んでも
「女・オカン・おばちゃん」カテゴリーの私は
全く相手にされませんでした。
(お父さんコーチや学生コーチなら
未経験でも何の勉強もしてなくても
ウェルカムなのに)
場が欲しい。
トレーナーとしての経験も
見識も増やせる場が。
身もだえしそうでした。
もっと知りたい欲求が叶う場所
仕事につながるハクも付く場所…
やはり医療系の専門学校で
国家資格を取るしかないのか…
…と元の木阿弥的に悩み
HPに見入るようになった頃
大学生だった長男の言葉に
思いっきり頭を叩かれました。
つづく
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