西川こんな人⑨/迷宮からの脱出
こんにちは。
整体トレーナーの西川菜緒子です。
西川が
「今なぜこんな仕事をしているか」
「どんな人なのか」
知ってもらいたい自分語りシリーズ。
あと2話くらいで終わる予定。
興味と根気のある方に読んでほしい!(笑)
トレーナーになる足がかりとなる資格はとった。
でも実地経験を積む場所すら
「女・オカン・おばちゃん」の私には
なかなか見つからなかった。
やっぱりもっと「ハク」がつく
資格や肩書が必要なのか?
…と元の木阿弥になってた私に
大学2回生だった長男から
頭を横からブっ叩かれるような
話を聴かされたのです。
蹴球部で学生トレーナーもしてる先輩が
専門性を深めようと
夜学で専門学校に通い始めたと言う話で。
「オレの中学の同級生とかで
トレーナーになりたいけど勉強は好きじゃないから
受験の苦労があんまない
専門学校にって奴ようおるやん?
国家資格も取れたら
後は何とかなるし、みたいな。
でも先輩みたいに
受験勉強も必死でやって合格して
(注:長男の大学は難関大です)
蹴球部でサッカーも頑張って
トレーナーもして
そこから深めたいって自力で夜学って
そうやって「トレーナーになる人」と
ようさんある専門学校出て
「トレーナーになる人」と
なったときに見える景色が一緒と思う?」
なったときに見える景色が
一緒と思う?
…思う?…思う…?…思う…?
… … …
… … ‥
…思いません…すみません…
ワタシ、
受験勉強とかするんもうイヤやから
AD枠とかで専門学校やったら
入りやすいかもって考えてました…
頭の横からブったたかれて
まぁほんと耳が痛い痛い…
ここで大きく反省し
じゃあ頑張らないと入れなさそうな
かつ費用も抑えられる
国公立の大学院はどうかと考えました。
そこで実際に国立大学の院で
研究していたN先生に相談しました。
・大学院とはどんなところなのか?
・どんな生活になるのか?
・実際の費用、その他…
・なぜ私がそう思うようになったのか…
でも、N先生の答えはこうでした。
「大学院はそもそも
大学で研究しているテーマがあって
それを掘り下げて体系化するところ。
資格は取ったけど
経験を積む機会や
勉強する場所がないと言うのも分かる。
でも周りを見れば
いくらでも機会はあるよ。
いま登録してる会社は
産学協同しているでしょ?
だからそこのツテで
大学で聴講したり
現場を見学できるチャンスはあるはず。
PTでもトレーナーでも
どんな先端のスポーツ現場にいても
現状に満足して
止まってる人もいくらでもいるし
反対に勉強しようとする人も沢山いる。
国家資格があっても
え?て思うレベルの先生や
トレーナーもたくさんいるよ。
本当にその人次第。
だから探して手を伸ばして頑張ってみ?
僕も目の前の患者が
どうやったらもっと良くなるか?って
ずっとずっとその連続で
やってきてるよ。」
先生にそう言ってもらって
憑き物が落ちたみたいに
専門学校にも大学院にもあきらめがつきました。
1つ1つ積み上げるしかない。
焦るけど一足飛びはない。
マラソンと一緒や、と。
そうしてアンテナを張っていたら
⑧ペーパー運動指導士のK先生と
一緒に仕事ができる機会があり
先生の授業(地域健康分野)を
聴講させてもらえないかとお願いしました。
私から話をうんうんと聞いたK先生は
「身体のことを勉強したいなら
私の講義よりバイメカ※がいいよ!」
※バイオメカニクス。機能運動学
と言ってその日のうちに
機能運動学の教授にかけあってくれ
その教授も聴講を快諾してくれて
それから1年間毎週1回
大学に通わせてもらいました。
(教授は毎回、私の分のレジュメを
プリントアウトして下さってた(涙))
登録した会社以外の現場に出ると
人様に教えたい・伝えたいことが増え
そうなると
知りたいことも芋づる式に増えてきました。
関係する文献は読みまくったし
大学の聴講の他にも
興味を持ったセミナーに
どんどん行くようになりました。
また、自分が施術を受けて
タイムも伸びた不思議な整体も
仕組みはどうなっているのかと
習いに行きました。
そんなこんなで過ごしていると
スポーツ科学オタクだった時代に
相談しに来てくれていた保護者の皆さんが
「こんなオモシロイ経歴の人がいるよ~」
と自分の仕事先に私を紹介してくれ
運動指導が仕事として
できるようになってきました。
いただいた仕事は対象年齢が
小学生から中高年、
高齢者までと様々だったので
そりゃあもう、
色んな分野のことを学びに行っては
現場でアウトプット。
いくら不器用でも
実演できないとお話にならないので
「どうやったらできるんやろう?」と
カラダの仕組みや
動かし方を探求しつつ練習。
だんだん出来ることも増えると
私自身のカラダつきが変わってきました。
故障もグンと減って
マラソンも念願だった目標タイムを
(ハーフ1時間45分、フル4時間切る)
達成できました!!
エリートランナーさんからは
「おっそ!」と思われるレベル。
それでも
一夜漬けで生きてきた私、
不器用で不健康体だった私が
コツコツと続けたことが
網目のように繋がって
掲げた目標に辿り着けたのです…!!
こんなに深い喜びも
実体の伴った学びも
これまでになかったことでした。
ナオコ、四十半ばでやっと。
おっそ!(笑)
肝心のトレーナーの道は
いつ開けるのか分かりませんでしたが
生徒さんは老若男女とわず
かつての私と同じように
「そんなカンタンにはできない」って
人ばっかりだったから
①愉しく運動してもらう
②動かしながら状態を良くする
③動かせることで自信を持ってもらう
この3つにこだわった
プログラムで邁進してると
口コミでだんだん人が増えて
やりがいMAX!(^o^)ゝでした。
そうしてある日、
知人の紹介がきっかけとなり
大阪のサッカーチームの監督と
話をする機会に恵まれました。
また、この監督が
指導歴が長く人脈も多く
「女・オカン・おばちゃん」の垣根なしに
接してくれたんですよね。
指導のこと、サッカーのこと
うちの長男・次男の話
お互いのスポーツ観など
けっこうやり取りしました。
そこからしばらく経ったころ
この監督が
選手たちの身体づくりを見て欲しいと
連絡をくれたのです。
やっとやっとのスポーツ現場でした。
次回、いよいよ最終回
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