わざわざ痛める人のパターン
先日のこと、次男が整体を受けにやってきました。
サッカー練習の一環で、坂ダッシュをくり返していたら
両方の脛(すね)の内側が痛くなってきたとのこと。
痛む場所が脛骨の真ん中よりちょっと下だったので
シンスプリントになりかけてるのではと思いました。
施術をしてケア不足がひどかったので
小言を言って帰したら
その2日後に次男がこんなLINEを送ってきました。
整体トレーナーとしては普通にうれしく
母としてはホッとしたものの、一抹の不安が残りました。
なぜなら、次男は
シンスプリントになりやすいカラダなのです。
痛みがなくなったからと言って
そのカラダのままで練習を続けるとまたすぐ痛みます。
自分でも折り合いをつけるようなケアをしないと
カラダが可哀想なことになるので
この後どうするかなと思いました。
この記事 (本当はしなくていい怪我と故障)にも
詳しく書きましたが
シンスプリントとは脛骨の膜に炎症が起こった状態。
月に300㎞走っていた頃の私もなったことがあるし
長男もプロ(サッカー選手)に
なってすぐの頃になりかけました。
現場でもこの故障で苦しむ選手を何人も見ています。
よくあると言えばあるスポーツ障害とはいえ
全員が痛めるわけではありません。
扁平足で股関節の内旋しすぎ、
この2大因子を持つ人間は、
何かと言えば脚をねじって使う傾向にあります。
ねじって使う人間は痛めやすいのです(記事 参照)
私も長男も次男も
この2大因子はばっちり持っていて(泣)
坂ダッシュのように大きく筋肉を使うような
(収縮のはげしい)動きをすると衝撃もはげしく
普通の人間よりカラダへの負荷が高まります。
それが骨身にしみて分かっている私は
再発させてないし
長男も「なりかけ」で済まして
今でもケガ知らずで現役生活を送っています。
(長男は大学時代はケガが多い選手でしたが
プロになって7年間、
毎試合12㎞走るような選手生活でも
ケガも故障もしてません)
要は、危険因子を持っていても
カラダと折り合いをつけるケアをしていたら
痛めなくても済むというわけですね。
そもそも、痛めやすいかどうかは
①生まれ持った構造
②わざわざ落としている機能
この大きさや割合で変わってきますが
ほとんどの人が②の割合を大きくして痛めます。
これは、スポーツする・しない、
老いも若きも関係ありません。
①の生まれ持った構造については
私たち親子が「扁平足・股関節の内旋し過ぎ傾向」にある、
といったことですね。
なで肩すぎる、いかり肩、出っ歯や受け口、
手足が長い、細身、ガッチリ、なんてこともそうです。
②のわざわざ落としている機能とは
カラダが喜ばないことをし続けている、
これに尽きます。
1.猫背で暮らす
2.ゲームばかりする
3. スマホ・タブレットを見る時間が長い
4.足を組んで座る
5.おばあちゃん座り
6.横流し座り
7.デザイン・価格重視で合わない靴を履く
8.つま先歩き
9.ガニ股歩き(股開き座り)
…などなどの日常動作はもちろんですし
スポーツや仕事で
どうしても同じ方ばかり使う…といった
偏りを続けることも、カラダが喜ばないことです。
(スポーツ動作や仕事の中身が悪い、
という話ではないですよ)
そもそもの構造が少しの問題でも
痛みに発展するようなクセを積み重ねて(強化して)
問題のなかった機能を落としていく…
誰も痛いのなんかイヤなのに
痛くて動けないのなんて辛いのに
何で積み重ねをしてしまうの?
この、クセの積み重ねについては
①知らず知らず重ねてた
②分かっちゃいるけど重ねてた
に、大別されます。
①は、人間関係にたとえると
「悪気なく迷惑かけちまった人」みたいなもの。
一番厄介なウワサもありますが(笑)
それでも「そこ!そこがよろしゅうないんです!」と
上手に指摘できると
「え~知らんかったわ!」とあっさり分かってもらえそう。
どこがどう迷惑になるのか
具体的に分かってもらえたら
迷惑な要素を減らしていけますよね。
まぁ、現実の人間関係なら言いにくいことも
相手は自分のカラダ、大丈夫、
いくらでも伝えようはあります。
1回で分かってくれることもあるし
またか!と同じパターンをくり返されることもある。
それでも、根気よく毎日、伝え続けてあげると良し。
え?伝えるの面倒くさい?
まぁ、そんなこと言わずに(笑)
だって自分のカラダと交感・交歓して
うまく付き合うことって
もろもろを好転させていくきっかけになりますから。
何がどうなってこうなるか?については
追々アップしていきますが
もっと知りたい方は
ご質問やご相談いただけたらと思います。
では、次の、②に行きましょう。
何をしたらいいか分かっているのに、
面倒くさいとか、まだまだ自分は大丈夫だと、
ついつい横着していたパターン。
(横着:すべきことを故意に怠けること。
できるだけ楽をしてすまそうとすること)
もうちょっと詳しく言うと
横着してることへの何となしの不安もあります。
告白すると、かつての私、
そして今でもたまにの私がそう。
大学時代の長男、
今回の次男も思いっきりこのパターン。
大学時代にも痛い目にあってたのに
(前十字靭帯断裂で全治8ヶ月)、
ついつい…といったところですね。
まだまだ自分は大丈夫って
思いたい氣持ちは分かる。
がんばってきた時代があった人ほどそうなりがち。
ついつい、となるのも痛いほど分かる。
でも
カラダと折り合いをつけるようなケアをしないって
結局は自分自身の本音や願いにも
横着していることだと思うのです。
「じゃあ、折り合いつけるようなケアって?」
と思って下さった方のために
こちらはまた書きますね。
(「そう言ってお母さんはいつも次に書いてない」と
たびたび長男に指摘されるので(笑)
一事が万事、横着せずに書きます)
何かの施術を受けてても
ストレッチしてても
体幹鍛えてても良くならないって人は
「折り合いをつけるつもり」がないことも一因かも。
それではまた。
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