体は選択する自由を教えてくれる

2023-10-02なかなか取れない痛み, ブログ

月に１回、東京・神奈川に出張して３年になります。

オンラインの方と直接お会いできる貴重な時間なので、
毎回楽しみにしています。

 

神田や関内のレンタルサロンや
お家に訪問するのですが
先日、ある訪問先で不思議な体験をしました。

人の体って有から無につながる入り口なんだ！

…と知ってしまった…

なんて言うと、
ちょっと妖しいウワサが出てきそうですが（笑）
言ってみれば「体の無限の可能性」に感動したのです。

 

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前々回のブログで、
「目につくところを施術する」という話を書いたのもあって

前々回ブログ　

ここで得た整体の極意を心に留め、
施術していたときのことです。

 

お客さまのお腹まわりに目が惹きつけられ
そこにジッと両手を重ねるように当てました。

 

ふだんは、手を当てていると
相手の体がひとりでに動いていくので

その動きに合わせていくと
「調いました〜」な状態になります。

（この辺は私の整体受けた人なら分かる）

体が調うと
硬さがなくなってゆるりとした様子になります。

ゆるんでいるけどダレてるわけではなく
芯の方はまとまってるので
お顔や体つきが変わるんですね。

 

ところがこの日はいつもとちょっと違いました。

 

お腹に当てている手が
指先からどんどん深く遠く
入っていくような感覚に見舞われたのです。

 

お客さまのお腹そのものは、
ぶよぶよではなく張りがあるので
指先を当てて深く入れようとしても入りません。

 

でも入っていける。痛がられることもない。

 

だから、え？え？え？と不思議で。

 

手を通してどんどん深く吸い込まれていくような感覚で、
私自身の意識もまったく無になっているような
いま思い出しても、何とも言えない感覚なんです。

 

私はもともと瞑想の類が不得手で雑念が多く
「無になる」があまり体感できたことがないので
そうなってる自分に驚きました。

 

整体してて、ここまで無になるのも初めてだったので
気持ちいいとか、これまでの何かと比べてどうとか、
そんなふうに表現することもできないくらい「無」でした。

 

宇宙？ブラックホール？(行ったことないけど)

Tさん（お客さま）のお腹がそこにつながってる？

 

その辺は分かりませんが
そこから何か掴んだような感じがあって
腕を触っても足を触ってもその感覚になれたうえ
自分までリアルタイムで調っていくのも分かり…

 

ずーーっと触っておきたい。
深く遠いところに吸い込まれて無になっていたい。

 

フルマラソンを走ってたときごくたまに
35㎞すぎた辺りでそんな感覚がありましたが
整体してるときもそんな風になれたんです。

 

なんとか区切りをつけて終わった後、
お客さまを見てみたら
目は切れ長に大きくなり、
首から胸、二の腕まですっきりされていました。

 

あ、そうだ！と自分も鏡で見てみると
顔と体が小さく（パンツもゆるめに！）なってて
本当に驚きました。

 

(Tさまのところでいただいた黒米甘酒。調うのが分かります)

 

でもふと思ったんですよね。

 

これまでもそうだったのに
私自身に気付く力がなくて
有るのに無きものにしてたのかもな、と。

目に見えるもの(有)、目に見えないもの(無)は、
当たり前だけど
いつでもどこでもつながっている。

 

不思議とそう思えたのですが
だとしたら
「ちょっと具合が悪い状態」も紙一重でしょ？

 

良い方向にも、よろしくない方向にも
どちらにも自由に行くことができるんだなと。

 

手が深く入って無になっていくあの感覚、
選択する自由や可能性が無限にあるって
体が私に教えてくれたんだと思えました。

 

そしてきっと誰の体もそうなっていて
誰でもいつでも選べます。

 

痛くても当たり前で歳だからと流していくのも
ちょうどいい感じを探していくのも

良い方向に向かうのも
そうでない方向に向かうのも（！）
ぜんぶ自分で決めていい自由。

ではでは、あなたはどっちにします？