インナーマッスル使えてる？
こんにちは。
スポーツ整体トレーナー 西川菜緒子です。
私のラン話から
子育て失敗談みたいなのがつづいたので
今日は久々にカラダの話など…
２ヶ月くらい前かなぁ。
テレビでやってたんです。
「インナーマッスルを鍛えたら
腰痛も肩こりも治る！」って。
毎回こういう番組を観ると
「出た！」ってあきれる私。
ウソではない
しかし真実でもない
そのココロは…
それだけで治るかっ！
……(;^ω^)
とは思いますが
監修した先生方が言いたいのは
「インナー・アウターともに
バランス良く働いたら治るよ」
ってことです。
そもそも
「鍛える」っていう言い方するから
インナーマッスルますます使えなくなるんです。
(スポーツ現場でのコーチの指導なんて
わざわざ使えなくしてるし
ほんとヒドいもんですよ）
…ということで
今日はインナーマッスルについて
いつものようにざっくり
西川流に筋肉たちを擬人化して
説明させてもらいます。
ここを分かってると
くっさい、失礼！効果のない
体幹トレ(コアトレの類）をさせられて
カラダを傷める選手が減るかもしれない。
人間のカラダには
骨や筋肉や靭帯など
「動けるためのなんやかんや」があります。
インナーマッスルを訳すと
中の方の筋肉（そのままですやん💦）。
反対に外の筋肉が
アウターマッスル。
役割がそれぞれちがいます。
★アウターは外・表側にあって動かす
☆インナーは中・奥側にあって支える
あと脳との関係を見ると
★アウターは意識して動かしやすい筋肉
☆インナーは意識して動かせない筋肉
現代の腰痛や肩こりは
このインナーマッスルが退化していることで
起こるそうな。
退化＝使われず衰えて働かなくなってること
なんでそういうことが起こる？
っていうか
なんで使われなくなったのか？
ここを分かると
トレーニングのヒントになります。
答えは
仕事(支える）をさせてもらえてないから。
はい、ではここでインナーさんから
カラダ現場の声を2つお届けします！
①『え～とですね…
姿勢が悪くて背骨のラインが崩れると
仕事できなくなるんです…💦』
②『それとアウターが先に働いちゃって
ワタシ出番なくなること多くって…』
①の言い分を
私が大好きな背中まわりで説明すると
↑↑↑
グロいけど皮取った背中
アウターマッスル取った背中
↓↓↓
好ましい＝
効率よく楽に動ける背骨のラインって
こんな風になってるのですが
だいたいみんなこんな感じで
暮らしてるでしょ？↓↓↓
うつむいて目ばっかり使う生活。
この時間が長いと
首からこんな風になるので
胸→腰と背骨のラインが狂います。
（ストレートネックのレントゲン写真）
インナーさん達は
骨のすぐそばにくっついて
仕事する方ばかりなので
骨そのものが
ヒト本来のナチュラルな形をしてないと
本来の仕事ができなくなります。
そこに来て
アウターさんと
インナーさんの性格の違いもあります。
アウターさんはちゃきちゃきして
体格も声も大きくて目立つ存在。
先生や上司（脳）とも
分かりやすいパイプラインがあり
（指令が伝達されやすい）
言われたことを即！実行できるし
ついつい
先回りしてやってしまう傾向あり。
先生や上司にしたら
言うことを聞かせやすい存在ですが
表に出る分、
たたかれやすい（痛めやすい）し
アクション大きい分
疲れやすいのも特徴。
反対にインナーさんは
細くて薄くて
体格も声も小さめで
奥の方で目立たない方々…
目立たないけど忍耐強い。
先生や上司（脳）からすれば
放っておいても
自分の勉強や仕事は
勝手にコツコツやってくれるし
文句も言わない
…そんな存在です。
ところがですね。
スポーツ現場における
（というか世の中全般そうですね）
ストレッチや筋トレの類は
アウターばっかり使ってしまうんです。
指導する人間が
その辺をまったく分かってない
という悲しい現実もありますが
体幹トレ、コアトレ
とか言ってるところでも
コア（インナー）の筋肉を使う前に
アウターが使われてしまうものが多い。
腹式呼吸をマスターして…
ドローインが必須…
腹腔内圧を高めて…
胸式呼吸で肋骨を締めて…
などの方法が
インナーを使う方法として定石ですが
日本代表のトレーナーが発行する
体幹トレ資格の最上級まで取ってた
＆
女性向け骨盤底筋トレで有名な
上級資格も取ってた
＆
ランニングに生かすべく実践していた
＆
日本で最先端の
スポーツ科学が学べる国立大学で
４年間トレーニングしてきた息子を２人もつ
………
そんな私が実際のところを言います！
世間一般でうたわれる方法で
「インナー使う」のは難しいです！(≧▽≦)
なにせアウターはちゃきちゃきさん。
世間一般のトレなんてしようものなら
「ぜんぶワタシがやりますから！」的に
がんばってしまうんですよね。
その陰でインナーさんは
「あ……アウターさん…
それもやってしまいはりますか…
やってくれはるなら
もうワタシはいい…ですよ…ね…」ってなります。
これが退化していく仕組みです。
じゃあ、どうやったら
インナー使えるの？となったところで
また次回。
ここまで読んで下さって多謝です。
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