痛みや不調が起こるときは
こんにちは 西川菜緒子です。
朝がたの千切れている雲に秋を感じ
昼間のモクモクする雲に残暑を感じます。
さて、自分がそうだったからでしょうか
私にご縁を結んで下さるお客さまは
「なかなか痛みが取れない」人がほとんどです。
痛いと四六時中そこが気になるし
不調だと何かしら不安に包まれている…
だから何とか手を尽くして
憂いのないようにサポートしたい…!
それでもあえて
私が大切にしていることは
いたってシンプル、この2つです。
《巡らせること》と
《ちょうど良さを探すこと》
人が痛みや不調を起こすときは
巡ってないことがほとんどで
ちょうど良さが分からないままだと
なかなか痛みが取れません。
どちらか一方で取れるときもあれば
両方必要なときもあります。
ということで、今日は片方の
「巡らせること」からお話ししますね。
※巡りとは、出て入る、入る出るの
まぁるいくり返しのことです。
さて、私には
「からだは筒」という自説があります。
(我が家の目についた筒を集めてみました)
筒に気付いたきっかけは
高齢者の方々を指導してたとき。
みんな、からだを前面・平面でしかとらえてない、
と知ったことでした。
なので後ろ(背面)・横(側面)も
触って知覚してから動かすと
楽にバランスよく動ける人が増えました。
私も自分のからだを触るうち
楕円や正円のちがいはあれど
胴体も首も手も足も指も筒だ!
血管もリンパ管も骨も筋肉も筒状だと分かって
そこをイメージできると
私の運動機能は飛躍的に伸びました。
その発見をしてから
○○が痛い、またケガした、なんだか不調…
という身体を観察していると
ある共通点に気づいたんですね。
痛みや不調がある身体には
ねじれやつぶれがある…
そして、そういう身体には必ず
歪みと詰まりがあって
「滞(とどこお)り」が生じてるのです。
(停滞の滞、ですね)
からだ筒説の提唱者(!)としては
まずはホースで説明します。
ホースがねじれたりつぶれたりしてると
水は流れにくくなりますよね。
ねじれたホースの中で
水はすき間から通ろうとし
ヘタすると詰まって膨張するしかなくなります。
このホースが血管で水が血液だとすれば
血液中の酸素が行き渡らないところは
酸欠で硬くなってしまいます。
またリンパ管ならリンパ液が詰まって
老廃物を外に出す働きが滞ると
からだの中が澱(よど)み、浮腫みます。
硬いところとそうでないところ、
澱みがあるところとないところ、
こういう不均衡が生じて歪みが完成。
さらに、ねじれてつぶされた部分は
圧縮され硬化し用をなさなくなる一方、
はみ出すことで活路を見出そうとする。
先述の歪みは言ってみれば
「向きの差」=ズレにつながっていきます。
たとえばこれが腰の骨(腰椎)で起こると
椎間板ヘルニアやすべり症
脊柱管狭窄症などと診断されること多し。
ズレてはみ出して本来の位置にいられません~
ちょっとおかしいですよ~と
からだは痛みで表現してくれてます。
(「~」が「!」になる人もいます)
これはエネルギー(氣)の流れにも
同様の滞りが起こっています。
(だからいつまでもすっきりしない)
ところが痛みや不調って辛いので
ついそこだけがズームアップされ
何とかしないと!と思いがちですよね?
ここがけっこうな盲点。
もう一度ホースのことを思い出して下さい。
ホースのねじれを直そうと
ねじれたところだけ直しても
またクルクルっと違うところがねじれて
水が出にくくなりませんか?
結局は手が汚れようが時間がかかろうが
いったん根元からまっすぐにして
通りを良くした方が気持ち良く水を出せますよね。
さらにねじれないような使い方をする。
そうするといつでも楽に水を撒ける。
そう、からだも同じです。
ついつい痛さや不調の箇所だけ見て
何とかしたくなるけれど
手間や時間がかかっても
まず通りも巡りも良い状態にする。
筒をねじったりつぶしたり
歪んだり詰まらないように使う。
ホースの長さを歳月と考えると
質(硬さ)や根元(ジョイント)、
内の汚れも考える必要があります。
とはいえ
巡らせる方法も実のところシンプルです。
ただし、巡りを良くするきっかけや手助けが
なにかの施術や薬であっても
水の勢いを作って巡らせることができるのは
本当のところあなただけです。
滞りを作った本当の原因は
何も仕事や生活習慣だけではないので
ねじれやつぶれがなぜそこに出たのか?
その辺も考えてみると
どんどん巡らせることができますよ。
ではまた。
読んで下さって有難うございました。
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