成果が出ないときにしたらいいこと
６月に入りました。
ご近所のカシワバアジサイに楽しませてもらっています。
さて、「ケアの効果がなかなか出ない理由」
４つのうち今日は３つめです。
３．結果が出ないと色々試す(この記事)
４. 痛みを征服しようとしている
結果が出ないときって何とかしたくて
次々に色々と試しがちですよね。
いわゆる治療院のハシゴ。
そういうときって
「すっごく効く施術」に焦点を絞っているので
どこかで人頼りになっています。
仕事に支障がきてるのも悩ましいし
なにより痛いの辛いですもんね。
そのお気持ち、よ～く分かります。
でも、ほんの数回行っただけで
「やっぱり、もう一つだった」とか
「３ヶ月は通いましたよ。でも全然でした！」
なんて言ったりしてませんか？
落ち込んでる人には
なつかしの真矢みき風に
「あきらめないで！」と言いたくなるし
治療院の悪口っぽくなってる人には
「いやいやいやいや！ちょっと待ったぁ！」
と手をかざしたくなる。
今の痛い状態に至るまで何年かかりました？
痛みにつながること続けてませんか？
って、はげしく訊きたくもなります（笑）
まぁそれはともかく
○○が良いと聞けば行き、
行ったら「楽になった」と思う。
こうして次々に試す柔軟性や行動力、
素直な感性がプラスに働くときもあるけれど
なかなか痛みが取れない身体には
ちょっと酷なことになっているのです。
なんというか、自分の身体にね、
一方的に技をかけているような感じ。
施術やそこで教えてもらった運動は
まず最初の１ヶ月は週に1回通うなどして
３ヶ月はじっくり馴染ませる必要があります。
その期間は断捨離的な大そうじになり
自分の身体と交流し直す時間です。
じっくり付き合う。馴染ませる。
その上でどうなっていくか観察する。
＊施術を受けて
どこがどんな風に楽になったか
＊教えてもらった運動を小まめに続けて
どんな変化が出てきたか
馴染ませながら自分でデータを取る。
何もメモしなくても心で感じるだけでいい。
何でも変化が出るのに100日かかる…というのは
40前で走り始めて以来ずっと
人体実験してきた私の実感でもありますが
今の状態になるまでに
かかった年月のことを考えたら
100日で解決できるほど変われそうですか？
「なかなか痛みが取れない」
「調子が戻らない」というのは
気にかけているはずの身体と
心が離れてしまった状態です。
たとえば
あなたが小さな子どもだとして
たいして話したこともない大人に
色んな場所に連れて行かれる。
色んな場所で色んな人に
やたらと構われると混乱して疲れませんか？
あっち行きこっち行きして
さらに並行して施術を受けるとなると
それこそ、息つくヒマなく
次々と技をかけられるようなものです。
（基本、色んな施術者のエネルギーが
混じる意味でもおすすめできない）
それに、人でも動物でも
すぐ馴染む（なつく）子もいれば
時間のかかる子もいますよね。
元々、慎重な性格だったり
怖い目や痛い目に遭わされてきた子はなおさら。
（約8歳で保護した野良猫びびちゃん。2年経ってもシャーッ！ 笑）
その時間が長ければ長いほど
（受けた傷が深ければ深いほど）
馴染んでくれるのに時間がかかります。
だからこそ
毎日毎日、少しだけでも心をかけてみる。
最初は相手の望むことが分からないから
嫌がられないようにだけ心がける。
そうやっていくうちに
やっと相手は心を開いてきます。
怖がりで８年野良だったうちのびびちゃんは
なでさせてくれるのに４年かかりましたが
人間はそこまでかかりませんよね。
（すっかりおくつろぎ中）
ましてやその相手は生まれた時から
ずっと一緒のあなたの身体です。
なかなか結果が出ないときこそ
１つの施術や運動をじっくり馴染ませる。
このことから始めてみて下さい。
心が離れたように思えても
（たいてい離してたのは自分です）
昔よりずっと良い関係を育めますよ。
ただし、６ヶ月経っても
まったく変化が感じられないとき
また、施術や処方された運動が
痛くて仕方ない場合は潔く離れましょう。
（自分で判断できないときはご相談くださいね）
それでは次回、
痛みを征服しようとしている》について
お話してみます。
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