我流やセルフケアの盲点

なかなか取れない痛み

前回から
《ケアの効果が出ない人の特徴》
カラダに起こっていることについてお話しています。

 

特徴はこの4つ。

1. 人(道具)任せ・人(道具)頼り

2.我流、セルフケアで頑張ってる(この記事)

3.すぐに結果が出ないと色々試す

4. 痛みを征服しようとしている

 

今日は2.の我流で頑張ってる、
セルフケアもしてるのに効果があまり出ていない…

そういうときに
どんなことが起こっているかお話します。


 

これまで、1万人以上のご高齢の方々を
指導してきて感じたことですが
我流、セルフケアで頑張っている方に限って
どんどん機能が落ちていく傾向にあります。(怖!)

 

これは、頑張ってても成果が出ない
(痛みが取れない)ことに困り果てて
うちに来て下さる人と共通しています。

 

原因は、
頑張ってる元の情報に問題があります。

 

テレビで権威ある人(ドクター、有名トレーナー、教授)が、
○○に効く!と勧めてたものや
YouTubeなどの無料の配信動画。

 

昨今は情報の量も質ともに「すごい」の一言です。

 

サムネイル(画面の表紙)の切り口や表現も
なかなか強気な展開。

 

「股関節がゆるゆる!」とか
「リンパどばどば!」
「ほうれい線爆消え!」
「腰痛には結局これだけ!」とか(笑)

(私がチームに配信している動画のサムネイル)

 

当の私も、「ん?ほんまに?」と
画面にタップしてしまうこともあるし(笑)
「モノは言いよう」と感心させられることもあります。

 

さらに、「うわ!怖!これは壊すわ…!」と
いうのもあったり※、
あそこまで言い切れる勇気(蛮勇とも言う)に
震えそうになるときもあり。

 

(※壊れて問題にならないのは
変化するほど続ける人がいないからだと思う)

 

もちろん、良質なものもありますよ。

それでも
怖いとか、壊れるとか、どうして私が思うか?

 

 

それは
それをやるのに相応しい身体でない
ことが多すぎるからです。

 


 

 

相応しい身体かどうか不安な方のために
1番分かりやすいチェック項目。

脚を伸ばして座ったときに
腰が立つカラダかどうか?
です。

(この子たちは全員立ってません)

 

腰が立ってると
お尻の下に2つ骨(坐骨)が感じられ
こんな感じで座れます。 ↓↓↓

 

腰が立たないカラダで、
こういうストレッチをしても↓↓↓

(みんな「内転筋を伸ばしてます!」と言うストレッチ)

 

伸ばしたいところに大して効かないどころか
よけいに腰が立たないカラダになり、
猫背や巻き肩を強めてしまうでしょう。

 

たとえば
二度と腰を痛めないように体幹を鍛えます!
だからこれ(プランク)をやってます!と言う人も

 

この写真の人のように
足首が硬いままだとヒザが曲がって腰を反りすぎて
鍛えるつもりが痛める確率が高くなります。

 

2つめのチェック項目としては
そもそもが猫背気味なこと。

猫背じゃなくても頭が前に出てること。

そういう人がプランクをすると
肩甲骨まわりを使えず腕ばっかり痛くなり
お腹にも力が入らず
またまた反ってしまい腰を痛める…なんてことも。

 


 

自分で頑張っても効果が出ない人は
現状の見きわめができず、根本的な原因が分からないまま
骨盤が歪んでると思っては骨盤まわりの
セルフケアをしてしまう…ようなことが多いです。

 

猫背を気にして、胸を張る、
肩を外に回すような運動をしたり。

 

それでも、〇〇の動画を観ながらやってたら
改善されました!解決できました!
と言う人もいるでしょう。

 

それはもう、勝てば官軍、合えば幸運。

たまたまにしても
うまくいってよかったですね、と心から祝福します✨

 

…でも
今から1番の盲点をお話します。

 


 

我流やセルフケアを頑張る人の中には、
誰かに頼る前に、
自分であれこれ工夫するのが好きだから、
と言う人もいます。

 

あぁでもない、こうでもないと試しているうちに、
お!これは!と成果の出るものが見つかったら
それこそ世紀の発明をしたくらいの喜びもあります。

 

私なんかは性格的に、1.の人任せ、人頼りより
自分でコントロールできる方が好きなのですが
自分でやりたいのが盲点なんですね。

 

頑張りってね、頑なに張ると書くくらい
こだわりに繋がりやすいんですよ。

 

それしかない、そればっかり、って
狭くて硬くなっていくのです。

かく言う私がそうでした。

参照《元には戻らないことに光がある》


狭くて硬いと
アソビ(余裕)の部分がなくなり詰まります。

 

カラダでどこかの痛みが取れないときは
必ず狭くて硬い、アソビのない、
他を受け容れられない酸欠状態になっています。

身心一如。心身一如。

どっちから書いてもいいように
心にアソビがないと身体にもなく
身体がきちきちですき間がないと
心も余裕がなくなります。

 

セルフでケアすることは
自ら熱と流れ=変化を起こすのに大切なこと。

ただ、自分の流れだけだと
どうしても先細りで行き詰って濁りが出ます。

我流だけで頑張る人は
人任せや人頼りと相反するようでいて

自分の流れを濁らせてしまうので
「せっかくの感性を鈍らせていく行為」になるのです。

 

人が誰しも一人では生きていけないように
ケアにも同じことが言えるんですね。

今の私だから言えることは
「他の流れと交わり混ざる豊かさ」を
ぜひ知ってほしい。

 

自・他とのコラボレーション、
豊かさによる変化の大きさや多様性が
想像以上の成果に結びつくはずです。

では、次回は
次々にいろいろ試す人についてお話します。

 

 

6月の関東での体験日は1枠のみ
23(金) 13〜15時になりました。
東京の蒲田か、横浜の関内になります。

ご興味ある方はお早めにお問い合わせ下さい。

 


奈良では2枠、承っています。
こちらもお早めに。

 

 

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Posted by 西川菜緒子