征服しようとしてませんか?
思いっきり私事ですが、
長男(プロサッカー選手)の
新しいシーズンがやっと始動します。
シンガポールのチームに3年いて
今季からカンボジアに行く彼は
なんだかんだでこの道8年めの29歳。
彼が中学生のとき骨折したのがきっかけで
私はトレーナーになったので
・どうやって上達するのか?
・どうやって治すのか?
・どうしてケガしてしまうのか?
・どうしたらケガしないのか?
・どうしたらケガもせず上達もできるのか?
をテーマに15年生きてることに…!(笑)
筑波大時代は鍛えてばかりで
ケガも多かった長男でしたが
プロになって8年、ケガも故障も0(ゼロ)。
元々は彼のために考えてきた
身体づくりやメンテナンスが良い線いってる!
と教えてもらえています。
では、今日は
「ケアの効果がなかなか出ない理由」の
最後になります。
…と来て4つめの理由 、
《痛みを征服しようとしている》
ことについてお話します。
征服って何それ?!
私は治したいだけなのに?!
…なんて、チラッとでもモヤついた人は
征服しようとしてたかもしれない(笑)
病気やケガだと
「克服=困難に努力で打ち勝つこと」
のイメージが強いのですが
いかんせん
ケアしても成果につながらない人は
「征服」がぴったりきます。
なぜなら「征服」には
「闘って支配する」要素が強く入るからです。
《征服…征伐して服従させること。
強い勢力が弱い勢力にとって代わること。
困難に打ち勝って支配下におくこと》。
痛みを出す身体と闘って
支配下におこうとしてるんです。
私の長年の観察によると
「まじめで努力家」と言われる人が
この傾向が強く出ます。
これまで自分に起こった問題を
自分の努力で解決してきた人ほど
痛みを無くしたい、
無くすために何とかしたい!となりがち。
色々と手を尽くし
ケアして優しくいたわってるのに
思うような成果が出ない人は
ケアそのものを
「治すための手段」にしてたりします。
だからこそ
3.結果が出ないと色々試すことにもなるし
治そうと探求するあまりに
2.我流・セルフケアで頑張ることにもつながる。
今から思い起こすと
かつての私もそうでした。
(「まじめで努力家」はさておき)
マラソンで故障ばかりしてた時代、
うっかりすると脱輪しそうな狭~い峠道を
週に3回も車で30分かけて
スポーツ整形のリハビリ室に通いました。
先生たちからは
「熱心ですね」と言われましたが
当時の心境を思い出すに
身体を労わるという考えより
「早く治ってマラソン復帰したい」が
むちゃくちゃ濃くありました。
治すために休む。
早くスムーズに治すためにリハビリする。
ストレッチや筋トレを頑張る。
鍼や電気治療をしてくれる整骨院にも通う。
そうしてるうちに
傷は治るのですが違和感は残り
故障グセは直りませんでした。
あれこれ探求の甲斐あって、故障はしなくなって
そこから5年くらいは
無事にやってきてたのです。
腰や首のヘルニアを患った頃からは
考えられないくらい
こんなこともできる身体になったし
もう自分は万能ボディ?くらいに慢心してたのに
(←そこがダメなんちがうか? 笑)
2年前の52歳の夏、
ひどくヒザを痛めてしまったんですね。
「変形性膝(ひざ)関節症です。
老化現象ですね。
中年女性がよくなる疾患です(笑)」
こうドクターに言われたとき
あきれるくらいショックを受けてました。
帰り道で車を脱輪させパンクさせたくらいに(笑)
ドクターに診断名を取り消される復活を
どうやって遂げたかはこちらに詳しいのですが
↓↓↓
元に戻らないことに光がある②)
何とかして治したい
元に戻りたい
どうやって治そう
そんな風に自分の想いを押し付けて
身体とコミュニケーション不全になってたから
治らなかったはずですよね。
いつしか身体と闘って支配下におこうと
知識や方法(武器や戦術)ばかり
目がいってたんだと思います。
最後にしつこく残っていた
痛みがきれいになくなったのは
征服しようとするのをやめたから。
こんなに色々ケアしてるのに成果が出ない…
なんて人は
この辺りも疑ってみて下さいね。
痛んでいる身体は
それまでに充分、頑張ってきてくれてたのです。
まじめで努力家のあなたと同じように。
それではまた。
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